SuggescoMagazine 第 85 号 P.01
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Nano Banana 2とProの違いは系列だった。同じ指示で名前が3層とも食い違った再現ログ

Nano Banana 2とProに同じ指示を出したら、返ってきたモデル名が3層とも食い違いまし…

ナノバナナ2とProのどちらで作るか。番号の並びだけ見ると2のほうが新しくて上のように読めるのですが、2026年8月30日に自分のアカウントで同じ指示を2回投げたところ、返ってきたモデル名が3つとも違っていました。Nano Banana Proを指定したのに完成の記録では別の名前になり、Nano Banana 2を指定したほうは投入の受付の時点でもう名前が入れ替わっています。減ったクレジットも、書き出された画像の寸法も違いました。2日にわたって同じ手順を踏んだ再現ログを、条件つきで並べます。正式名の系統をたどると、2つの食い違いのうち片方だけは説明がつく、というところまで書きます。同じ指示から出てきた2枚を等倍で並べて、小さい日本語がどう壊れたのかも逐語で引用します。Googleが公表していない部分については、よそで見かけるような枚数の数字を作らずに、公式にどう書かれているかだけを時点つきで引きます。

目次

Nano Banana 2とNano Banana Proは何が違うのか

Nano Banana 2とProの違いは何ですか、という問いに、番号の順番で答えると外れます。2のほうが数字が大きいので上位に見えるのですが、2026年8月30日時点でGoogleが料金ページに並べている正式名を見ると、その読み方は成り立ちませんでした。

Nano Banana Proの正式名はGemini 3 Pro Image。Nano Banana 2の正式名はGemini 3.1 Flash Image。世代の数字はたしかに2のほうが新しいのですが、片方はPro、もう片方はFlashで、並んでいる列がそもそも違います。正式名で見るかぎり、Nano Banana 2はNano Banana Proの後継ではなく、Flashの列にある別のモデルです。

通称 正式名 系列 出力1枚あたりの公式単価
Nano Banana Pro Gemini 3 Pro Image Pro 0.134ドル(1K・2K)/0.24ドル(4K)
Nano Banana 2 Gemini 3.1 Flash Image Flash 0.045ドル(0.5K)/0.067ドル(1K)/0.101ドル(2K)/0.151ドル(4K)
Nano Banana 2 Lite Gemini 3.1 Flash Lite Image Flash 0.0336ドル(1K)
Nano Banana(無印) Gemini 2.5 Flash Image Flash 0.039ドル(1024ピクセルまで)

2026年8月30日時点の公式の料金ページに載っていた数字です。値段の刻み方まで違っていて、Flash側は0.5Kから4Kまで4段に分かれているのに対し、Proは1Kと2Kが同じ値段で4Kだけ上がる作りでした。同じ2Kで比べるとProはFlashのおよそ1.3倍、1Kなら2倍です。上位版と下位版というより、別々に値付けされた2つのラインだと考えるほうが実態に近いと思います。

名前が正式名・通称・プラットフォームの内部表記の3系統に分かれている話は、Nano Banana Proを指定したのに、走っていたのは別のモデルだったのほうで先に整理しました。名前の見分け方から知りたい方は、そちらを先にご覧ください。

公式の表記の話は、ここまでです。実際に生成を投げると、表に書かれている名前のとおりに動くとは限りませんでした。

【再現ログ】3層で名前が食い違う

検証したのはHiggsfieldという海外のプラットフォーム経由です。複数のAIモデルをまとめて契約できるサービスで、私はPlusのプランを払っています。同じ指示文を用意して、モデルの指定だけを差し替えて2回投げました。日付は2026年8月30日、1回目に nano_banana_pro、2回目に nano_banana_2 を指定しています。

名前が出てくる場所は3つある

生成の記録には、モデル名が3回出てきます。順に見ていくと、食い違いがどこで起きたのかが分かります。

1つ目が、自分が指定した名前。生成を頼むときにモデルの欄へ書き込む文字列です。2つ目が、投入(submit)の応答に入っている名前。「この条件で受け付けました」という返事で、受付番号と一緒にモデル名が返ってきます。3つ目が、状態確認(job_status)の応答に入っている名前。受付番号で問い合わせ直すと、書き出された画像と一緒に、処理を担当したモデル名が返ってきます。利用者が名前を見られる最後の場所です。

3つとも同じ名前が並ぶはずだと思って見ていました。実際に並んだのが次の表です。

1. 指定した名前 2. 投入の応答 3. 状態確認の応答 解像度 実際の寸法 消費クレジット
nano_banana_pro nano_banana_pro nano_banana_2 2k 2752×1536 2
nano_banana_2 nano_banana_flash nano_banana_flash 1k 1376×768 1.5

2回とも名前が入れ替わっているのですが、入れ替わった場所が違います。1回目は投入までは指定どおりで、状態確認まで進んだところで nano_banana_2 に変わりました。2回目は投入の受付が返ってきた時点でもう nano_banana_flash になっていて、状態確認でも同じ名前のままです。段階でいうと、1回目は2番目から3番目のあいだ、2回目は1番目から2番目のあいだで名前が動いています。

2日にわたって同じ結果が返ってきた

1回目の現象は、前日の8月29日にも一度見ています。そのときは1回きりだったので、通信の失敗や表示の乱れかもしれないと考えて、判断を保留しました。翌30日に手順を揃えてもう一度やったところ、同じところで同じ名前に変わっています。2日ぶん、間に一晩をはさんで同じ結果が出たので、少なくともその期間は安定して起きていたと言えます。

逆に言うと、私が確かめたのは2日ぶんだけです。プラットフォーム側が内部で入れ替えを直せば、この記事を読んでいる時点ではもう起きていない可能性もあります。だから、いま起きている入れ替わりのパターンを覚えるより、自分のアカウントで同じことを確かめる手順のほうを持っておくほうが長持ちします。

ちなみに「この名前とこの名前は同じものを指す」という対応表は、利用者の側からは開けませんでした。モデル検索が空で返ってくるからです。次の章の切り分けを、実行の中身ではなく公式の正式名だけを手がかりに進めているのは、そのためです。

再現するときに揃えるもの

2回投げて減ったクレジットは、合計3.5でした。1回目が2、2回目が1.5です。単価の突き合わせだけなら、実行せずに何クレジットかを返してくれる見積りの機能があって、そちらは残高が動きません。クレジットが月にいくつ入ってきて、プランでどう変わるのかはHiggsfieldの料金は結局いくらか。クレジットの減り方とプランの選び方で表にしてあります。

同じことをご自分のアカウントで試すなら、揃えるものは3つです。1つ目、指示文を完全に同じにする。1文字でも変えると、差がモデルのせいなのか指示のせいなのか分からなくなります。2つ目、日を分けてもう一度やる。1回だけでは偶発と区別がつきません。3つ目、投入と状態確認の両方の応答を控える。片方だけだと、私の1回目のように「指定どおりに受け付けられた」ところで安心して終わります。日々の生成でモデル名を確かめる簡単な方法は、走ったモデルを寸法とクレジットから見分ける手順のほうに書きました。検証まではしないという方は、そちらだけで済みます。

名前の系統で切り分けると、片方だけは説明がつく

今回いちばん考えたのが、切り分けのところでした。2回の食い違いを同じ現象として並べると「モデル名は当てにならない」で終わってしまうのですが、正式名の系統を当てはめてみると、2つは性質が違いました。

nano_banana_2からnano_banana_flashへの変化は、矛盾していない

2回目のほうから見ます。nano_banana_2 と書いたのに nano_banana_flash になった、という現象です。すり替わったように読めるのですが、Nano Banana 2の正式名はGemini 3.1 Flash Imageでした。通称のほうにFlashの字が入っていないので見えにくいだけで、Nano Banana 2はもとからFlash側の型番です。プラットフォームが内部で実装名のほうに置き換えて返しているだけだとすれば、2つの名前は別物ではなく、同じものの別の呼び方という読み方が成り立ちます。

ただし、名前の説明がついても、数字のほうは残ります。2026年8月27日時点のプラットフォームの単価表を見ると、Nano Banana ProとNano Banana 2は同じ1枚2クレジットで並んでいました。実際に減ったのは1.5です。名前が同じものを指しているなら、単価が表と合わない理由がまだ説明できません。読み方は2つ残ります。ひとつは、表の数字のほうが更新されていないという読み方。もうひとつは、nano_banana_flash が指しているのがNano Banana 2ではなく、公式の料金表でいうところのFlash Liteのような、もう1段下のモデルだという読み方です。どちらなのかは、外から見ている私には決められませんでした。

nano_banana_proからnano_banana_2への変化は、説明がつかない

1回目のほうは、同じ理屈が使えません。Nano Banana ProはGemini 3 Pro Image、Nano Banana 2はGemini 3.1 Flash Image。正式名が別物で、系列も違います。片方をもう片方の別名として扱う根拠が、公式の表記のどこにもありませんでした。

そこで出力の側から見てみます。1回目に書き出された画像は2kで2752×1536、減ったクレジットは2でした。単価表に載っているNano Banana Proの値は1枚2クレジットなので、請求はProとして立っています。しかも次の章で並べるとおり、出てきた絵は指定した日本語を誤字なく描いていて、Flash側の出力とは品質がはっきり違いました。

整理すると、1回目は「請求もProの値、品質もProらしい、記録の名前だけが2」という状態です。走ったモデルが入れ替わったのではなく、完成を知らせる応答に入れる名前のほうが間違っている、という可能性が残ります。利用者から見える情報だけでは、実行が入れ替わったのか、表示が入れ替わったのかを分けきれませんでした。

2つの食い違いの読み分け

2回目(2→flash)は、正式名がもともとFlash系列なので「同じものの別名」で説明がつきます。ただし単価だけが表と合いません。1回目(pro→2)は正式名が別物なので別名では説明がつかず、一方で請求額と出力の品質はProのものでした。同じ「名前が違う」でも、疑うべき場所が違います。

どちらにしても、利用者の手元に返ってくる名前は、実行の中身をそのまま写したものではありませんでした。名前を根拠に「Proで作りました」と言い切るのは、少し危ないと思います。

出力を並べる ── 壊れたのは指定していない文字のほうだった

2つのモデルには、1文字も変えずに同じ指示を出しています。開いた本の左ページに「注意力を節約する」という見出しと、その下に「入口で絞る。」の1行。指示はそれだけです。出てきた2枚を、加工せずに1枚ずつ並べます。

nano_banana_proを指定して2kで生成された誌面の見開き。左ページに「注意力を節約する」という大見出しと「入口で絞る。」という小見出しが誤字なく描かれ、右ページには手描き風の矢印の図だけが置かれている
nano_banana_proを指定して生成した1枚(2026年8月30日・2k・2752×1536)。指定した文字だけが入り、本文にあたる小さい文字は足されていません。
nano_banana_2を指定してnano_banana_flashが1kで生成した誌面の見開き。大見出しの「注意力を節約する」「入口で絞る。」は正しいが、その下に自動で足された小さい本文が、日本語に似た読めない文字列になっている。右ページの図には「情報」「集中」など読めるラベルと、読めない文字が混ざっている
nano_banana_2を指定して生成した1枚(2026年8月30日・1k・1376×768)。実際に走ったモデル名はnano_banana_flashでした。大きい見出しの下に、頼んでいない本文が足されています。

寸法は縦横それぞれ半分で、面積にすると4倍の差があります。ところが壊れていたのは、私が指定していない文字のほうだけでした。

逐語で引くと、崩れ方に偏りがある

1kのほうを等倍まで拡大して、小さい文字を書き起こしてみます。「メコジ情報を節釣する」「注薏力をも3つ節約する」「すがら鏃かは、進べを節約」「衦の妏約韺茚を」。日本語のかたちをした、意味のない文字列です。存在しない漢字も混ざっています。

一方で、同じ画像の大きい見出しは「注意力を節約する」「入口で絞る。」と正しく描かれていました。指示文に書いた文字です。右ページの図に添えられた短いラベルも、読めるものと読めないものが混ざっています。

つまり境目は、文字の大きさそのものではなく、その文字を私が指定したかどうかのほうに引かれていました。指定した文字は大きく置かれて誤字なく描かれ、モデルが誌面らしさを出すために自分から足した本文は、全部が形だけの文字になっています。縦横それぞれ半分なので、細部が潰れただけに見えるかもしれません。ただ、寸法のせいなら見出しも同じように潰れるはずで、実際には同じ画像の中で見出しだけが無傷でした。大きさで説明のつく壊れ方ではなさそうです。

2kのほうは、そもそも本文を足していません。指定した2行だけを大きく置いて、空いた部分は空けたままです。頼んでいないものを埋めにいかないほうが、実務では助かりました。

厄介なのは、面積で4倍違う2枚を記事のサムネイルの大きさで並べても、私にはどちらがどちらか見分けられなかった点です。文字が壊れていることに気づいたのは、記録の名前と寸法から「こちらが1kのほうだ」と分かって、等倍まで開いたあとでした。絵のほうから先に違和感が来たわけではありません。

文字を止めるのは、否定文ではなく構図のほう

同じ日に、もう1件ありました。記事のアイキャッチを作ろうとして、Nano Bananaとは別の系統のモデルで生成したときの話です。

プロンプトの末尾には No text, no letters, no numbers anywhere in the image. と書いています。文字も、アルファベットも、数字も、画面のどこにも入れないでください、という指示です。返ってきた画像が次の1枚でした。

白黒写真。3つのガラス瓶が横に並び、それぞれの首に紙の荷札が結ばれている。荷札には鏡文字や崩れたアルファベットのような、読めない文字が印刷されている
文字を入れないよう指示したのに、荷札に読めない文字が焼き込まれた1枚(2026年8月30日に生成)。瓶と荷札という、文字が乗る面を構図に置いたままでした。

荷札に、鏡文字のようなものが並んでいます。否定の指示は3つ重ねて書いてあったので、書き方が足りなかったという話ではなさそうでした。

否定語を並べる作法そのものは、以前にプロンプトの書き方をまとめた記事で書いています。あちらは「文字を消したいなら no text の一語では届かないので、ロゴ・紋章・箔押しまで並べて止める」という話でした。今回ぶつかったのは、その先です。並べても止まらないときにどうするか。

止まったのは否定文の追加ではなく、文字が乗る面を構図から外したことでした。荷札、紙、ラベル。文字が印刷されていておかしくないものを被写体から消して、「ラベルの無い同じ形の瓶が3本」と書き直したところ、1回で文字ゼロの画像が返ってきました。

理屈を推測で語ると外しそうなので、観察として書きます。荷札を置いたまま「文字を入れないで」と頼むのは、荷札という物の見た目の一部を否定していることになります。モデルの側は荷札らしい荷札を描こうとするので、そこに何かを書き込みます。面ごと消せば、書き込む場所が最初から無くなります。

同じことには前にも当たっていました。請求書の記事のアイキャッチを作ったときに、写した紙面へニセの文字が焼き込まれてしまい、完全に白紙の紙束にして手前をぼかす、という撮り方に変えて抜けています。あのときは紙を白紙にすることで通したので、文字の乗る面を残したまま「書かないで」と頼む形からは、結局どちらでも逃げていたことになります。

もうひとつ添えておくと、このときも指定したモデル名と実際に走ったモデル名が食い違っていました。soul_2 を指定して、記録に残っていたのは text2image_soul_v2 です。名前の入れ替わりはNano Bananaに限った話ではなく、同じプラットフォームの別の系統でも起きていました。

Nano Banana 2とProの使い分け

選び方は用途で分かれます。同じ検証から出た数字を、判断に使える形に並べ直します。

1クレジットあたりで受け取る画素数を見る

単価だけを見ると、1.5と2で0.5クレジットの差です。ところが書き出された画素の数で割ると、印象が変わります。2kの1枚は2752×1536で、およそ423万画素。2クレジットなので、1クレジットあたり約211万画素です。1kの1枚は1376×768で、およそ106万画素。1.5クレジットなので、1クレジットあたり約70万画素になります。

実際に走ったモデル 寸法 画素数 消費クレジット 1クレジットあたりの画素数
nano_banana_2(proを指定) 2752×1536 約423万 2 約211万
nano_banana_flash(2を指定) 1376×768 約106万 1.5 約70万

画素あたりで見ると、安いはずのほうが3倍割高でした。1枚いくらで比べるか、使える大きさあたりで比べるかで、結論がひっくり返ります。安いほうを選んだのに、記事の横幅いっぱいに使えなくて作り直した、という形で跳ね返ってくるのは避けたいところです。

文字が入るかどうかで分ける

私の使い分けは単純です。画像の中に日本語を入れるなら、Pro側を指定します。指定した文字が誤字なく入って、頼んでいない本文を足してこないぶん、直しの回数が減ります。文字を入れない絵なら、Flash側で回します。下絵、構図の当たり、色味の候補出しのように、同じ条件で何枚も並べて選ぶ作業なら、1枚あたりが安いほうが回数を稼げます。

どちらが優れているか、という比べ方はしていません。目的が変われば正しい選び方も変わるので、文字が入るかどうかという1点で分けています。迷ったら安いほうで数を出して、本番に使う1枚だけをProで作り直す、という順番でも困りませんでした。

名前が当てにならない道具と、どう付き合うか

今回のような入れ替わりは、外部のプラットフォームに特有の話ではなさそうです。Googleの発表ページには、無料の枠を使い切ったあとは元のNano Bananaのモデルに戻る、と書かれていました(2026年8月30日時点の記載)。同じ入口が開いたまま、中身だけが下の世代に入れ替わる仕組みが、公式の側にも入っています。急に品質が落ちた、使えなくなった、と感じるときの出どころについては、無料枠を使い切ったあとに何が起きるかを別の記事で扱いました。心当たりのある方は、そちらものぞいてみてください。

2日かけて確かめて残ったのは、モデル名の一覧ではありませんでした。名前は、公式の正式名、通称、プラットフォームの内部表記、応答に入って返ってくる名前と、層ごとに違います。覚えたところで、次の世代が出た時点で使えなくなります。

入れ替わるのは名前のほうで、確かめ方は手元に残ります。寸法を見る、減った残高を見る、出力を等倍まで開いて見る。どれも道具が変わっても同じように使えますし、私が今回2つの食い違いを分けられたのも、名前ではなく請求額と出力の中身を突き合わせたからでした。

生成そのものは、この数年でずいぶん安く速くなりました。1枚数十円で、待ち時間も短くて済みます。かわりに手元へ積み上がるのは、作った枚数ではなく、まだ確かめていない枚数のほうです。速くなったぶんの時間を少し突き合わせに戻しておくと、名前が3つに割れていても自分で判断できました。

よくある質問

Q. Nano Banana Proとは何ですか?
A. Googleの画像生成モデルの通称で、正式名はGemini 3 Pro Imageです(2026年8月時点)。上位のPro系列にあたり、Flash系列のNano Banana 2やNano Banana 2 Liteとは列が違います。使える場所や無料の範囲は入口ごとに変わるので、そちらは入口ごとの整理をした記事にまとめてあります。

Q. Nano BananaとNano Banana Proは何が違うの?
A. 無印のNano Bananaの正式名はGemini 2.5 Flash Imageで、Nano Banana 2より1世代前のFlash系列です。2026年8月30日時点の公式の料金表では、出力1枚あたり0.039ドル(1024ピクセルまで)。Proの0.134ドルとは3倍以上の開きがあります。無印は1024ピクセルまでの単価しか載っていないのに対し、Proは4Kまで単価が並んでいる、という関係です。なお同じ料金表でいちばん安いのは無印ではなく、Nano Banana 2 Liteの0.0336ドル(1K)でした。

Q. Nano Banana 2とProで、同じプロンプトを使い回せますか?
A. 私は同じ指示文をそのまま投げて、両方とも構図は狙いどおりに出ました。使い回せなかったのは文字の扱いだけです。Flash側は指示していない本文を勝手に足してきて、その足した部分が読めない文字列になりました。文字を含む指示を移すときは、入れたい文字を短く絞って明示するほうが安全だと思います。

Q. 画像に入れたい日本語を、誤字なく描かせるには?
A. 2026年8月30日の私の実測では、指定した文字は2kのほうで誤字ゼロでした。壊れたのは、モデルが自分から足した小さい本文です。だから入れたい文言を短く指定して、それ以外の文章を書かせないほうが崩れにくくなります。逆に、文字をいっさい入れたくないときは、否定文を足すより、荷札やラベルのような文字が乗る面を構図から外すほうが確実でした。

Q. Nano Banana 2ではどれくらいの解像度まで書き出せますか?
A. 私がプラットフォーム経由で実際に受け取ったのは1kで、1376×768でした。2026年8月30日時点の公式の料金表には0.5K・1K・2K・4Kの4段の単価が並んでいるので、経路や設定によっては上の解像度も選べるようです。何が出てくるかは書き出された画像のピクセル数で分かるので、本番の前に1枚だけ試すのが早いと思います。

まとめ

Nano Banana 2の正式名はGemini 3.1 Flash Image、Nano Banana Proの正式名はGemini 3 Pro Imageです(2026年8月30日時点)。番号は2のほうが新しいものの、系列はFlashとProで別々で、後継ではなく別のラインにある2本と考えるほうが実態に合います。

2026年8月30日にHiggsfieldのPlusプランで同じ指示を2回投げたところ、モデル名は3層で食い違いました。nano_banana_pro を指定すると状態確認の応答で nano_banana_2 に、nano_banana_2 を指定すると投入の応答の時点で nano_banana_flash に変わっています。前日の8月29日にも同じ現象が出ていました。

正式名の系統を当てはめると、2からflashへの変化は「もともとFlash系列だから同じものの別名」で説明がつきます。proから2への変化は正式名が別物なので説明がつかず、ただし請求は2クレジット、出力の品質もProのものでした。実行が入れ替わったのか、記録の名前が入れ替わったのかは、外からは分けきれません。

出力の差は、指定した文字とモデルが足した文字のあいだに出ていました。2kは指定した見出しを誤字なく描いて本文を足さず、1kは見出しこそ正しいのに、自分から足した本文が全部読めない文字列になっています。文字を入れたくないときは、否定文を重ねるより、文字が乗る面を構図から外すほうが早く止まりました。1クレジットあたりの画素数で見ると安いほうが3倍割高なので、文字が入る画像はPro側、入らない画像はFlash側で数を出す、という分け方で私は回しています。私が見たのは、2026年8月29日と30日に自分のアカウントで起きたことです。いま同じ入れ替わりが続いているかどうかは、生成の記録に返ってきたモデル名と、書き出された画像の寸法を突き合わせれば、ご自分の手元でも確かめられます。

更新履歴

2026年9月:初版を公開しました。モデル名の食い違い・寸法・消費クレジット・出力画像は、2026年8月29日と30日にHiggsfieldのPlusプランで実際に生成して確認した内容です。プラットフォームの単価表は2026年8月27日時点、Googleの正式名と公式単価は2026年8月30日時点の公開情報にもとづいています。

Ryuichi
Writer / 運営者 Ryuichi

金沢を拠点に、AI活用とこれからの暮らし方を実際に試して記録しています。

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