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AIショートドラマの作り方。約746万回再生の3話を1日で作った6工程と、次の3話を公開しなかった理由

AIショートドラマ『派遣監査人』Season 1の3話を、1日・約2,150クレジットで作った手…

本記事はアフィリエイト広告(Higgsfieldの紹介プログラム)を含みます。紹介しているのは、私が自分で契約して使っているサービスです。

TikTokやInstagramでAIのショートドラマが流れてくるようになって、自分でも1話作ってみたくなった。ところが、何をどの順でやれば公開までたどり着けるのかが見えない。登場人物の顔が話ごとに変わってしまわないか、日本語の台詞は崩れないか、1話でいくらかかるのか。どれかで手が止まっている人は多いと思います。私は2026年9月19日に、AIショートドラマ『派遣監査人』Season 1の3話を、企画から完成まで1日で作りました。映像と台詞はHiggsfieldのSeedance 2.5で作り、かかったのは約2,150クレジットです。Instagramでは、9月23日の夕方までに3話の合計で約746万回再生されました。以下、AIショートドラマの作り方を、企画・脚本・設定画・生成・検品・仕上げの6つの工程の順に書きます。台詞の崩れ方や料金の細部は個別の記事に任せて、この記事では工程の順番と、どの工程でクレジットが減るかに絞りました。同じ作り方で完成させた次の3話は、公開していません。公開しなかった理由と、いまの台本の決まりごとは最後の章に置いています。

目次

AIショートドラマの作り方は6工程。クレジットがまとまって減るのは4つ目の生成からで、前の3つで決め切る

1話を公開するまでにやったことを、工程ごとに並べます。道具とクレジットは、『派遣監査人』Season 1で実際に使ったものです。

工程 やること 使った道具 クレジット
①企画 主人公の設定と、シリーズの合言葉になる一言を決める Claude Code 0
②脚本 1話を12〜15秒のクリップ5本に分け、台詞を書く Claude Code 0
③設定画 人物・場所・小道具の絵を先に作る Nano Banana Pro(Higgsfield) 2K で1枚2
④生成 クリップを1本ずつ動画にする Seedance 2.5(Higgsfield) 720p で1秒7
⑤検品 台詞を文字起こしして台本と照合し、崩れた1本だけ作り直す Whisper(手元のMac) 作り直した分
⑥仕上げ 字幕を入れて5本をつなぎ、カバーを付けて投稿する スクリプト(Season 2第1話はPremiere Pro) 0

クレジットが大きく動くのは④と⑤で、①〜③は文字と静止画だけで決まります。動画を作ってから台本を直すと、直した分だけ動画も作り直しになります。前の3つの工程で決め切ってから生成に進む順番を、以下の章で1つずつ書きます。

Season 1は3話・15クリップ・約2,150クレジットで、企画から完成まで1日だった

Season 1は3話で、長さは第1話66秒、第2話63秒、第3話69秒です。1話を5本のクリップに分けたので、3話で15本になります。Higgsfieldで減ったクレジットは、設定画と作り直しを含めて約2,150でした。私のプランはUltra(毎月3,000クレジット)で、Season 1を作る途中で2回クレジットを買い足しています。

企画・脚本・設定画・生成・検品・書き出しは、2026年9月19日の1日で終えました。ファイルに残った時刻で数えると、設定画の8枚ができてから3話を書き出すまでは約1時間です。1日・約1時間という数字は、台本とプロンプトを書く作業をAIに任せたうえでのものです。

手を動かしたのはClaude Codeで、私が決めたのは3つ

台本の下書き、クリップごとのプロンプト、字幕を焼き込む処理は、Claude Code(指示を受けてファイルを作り、作業を進めるAI)に任せました。Higgsfieldも、Claude CodeからMCP(AIから外のサービスを呼び出す仕組み)でつないで動かしています。つなぎ方の手順は、Higgsfield MCPの料金とClaude Codeへのつなぎ方で順を追って説明しています。

私が決めたのは、「無能な派遣社員」に見えていた主人公が実は本社の監査官、という設定と、シリーズで繰り返す課長の嫌な一言(「座ってるだけで金もらえて、いいよなあ」)、生成をMCPで全部回すこと、の3つです。できあがった3話の声の抑揚を聞いて、私が返した感想は「めちゃいい感じ」でした。

脚本は、1話を12〜15秒のクリップ5本に分けるところから書く

台本は、話の中身より先に、1話を何本のクリップに分けるかから決めます。Seedance 2.5は1回で30秒まで作れますが(2026年9月時点の公式ヘルプ)、『派遣監査人』は12〜15秒で区切りました。台詞が1語崩れたとき、作り直すのが崩れた1本で済むからです。第1話は次の5本です。

クリップ 秒 場所 話す人 起きること
C1 0:00〜0:12 廊下 黒岩(課長) 佐倉の企画書を取り上げる
C2 0:12〜0:27 会議室 黒岩・楠(常務) 黒岩が「三日徹夜で仕上げた」と言う
C3 0:27〜0:39 オフィス 黒岩・佐倉 嫌な一言とコピーの指示
C4 0:39〜0:51 夜のオフィス 佐倉 誰かに何かを送る
C5 0:51〜1:06 翌朝のオフィス 高梨(部下)・黒岩 黒岩の机に本社から封筒が届く
『派遣監査人』第1話(66秒)の5本のクリップから1コマずつ。左から廊下・会議室・オフィス・夜のオフィス・翌朝のオフィス
『派遣監査人』第1話(66秒)の5本のクリップから1コマずつ。左から廊下・会議室・オフィス・夜のオフィス・翌朝のオフィス

冒頭2秒は、事件の最中から入る

C1は、オフィスの外観や自己紹介から始めず、課長が主人公の企画書を取り上げる場面から入ります。画面の上には「私が3日かけて作った企画書。」という1行のテロップを出し、何が起きているのかを最初の数秒で言い切りました。組み立ては、縦型ショートドラマを作っているGOKKOがショートドラマLABで公開している「破・破'・急」の型を借りています(2026年2月3日の記事。0〜20秒の「破」、20〜60秒の「破'」、60〜120秒の「急」に分ける3幕の型)。第1話では、C5の最後で翌朝も黙って議事録を打つ佐倉の姿を止め、「第2話へ」を出して終えています。

1クリップで話すのは2人まで。台詞は2文にして「……」を入れる

1本のクリップに何人映っていても、話すのは2人までにしました。第1話のC2では会議室に4人いますが、部下の高梨はうなずくだけ、佐倉はペンを動かすだけです。台詞は短い1文で切らず、2文にして「……」を1つ入れます。

台本の形は、場所と時間を書いた見出し、動きの説明(ト書き)、話す人の名前、名前のすぐ下の括弧に演技の指示、台詞の順です。演技の指示には「冷たく」のような形容詞を置かず、「三ヶ月同じ返事をしてきた人の声」のように人物の状況を書きました。演技の指示を状況で書く理由と、日本語の台詞が崩れる型は、Seedance 2.5の使い方と日本語の台詞が崩れる4つの型で詳しく書いています。

画面に出す文字は生成させず、テロップで重ねる

封筒の差出人、社員証の名前、パソコンの画面のように、文字で意味を伝えたいものは、生成では無地にして、編集で文字を重ねます。第1話の最後に課長の机に届く封筒も無地の白い封筒として作り、「差出人:本社 内部監査室」は後からテロップで乗せました。パソコンの画面は、ボケさせるか背中越しにしか映していません。画面に文字を生成させると、読めない偽の日本語が焼き込まれるからです。

顔と場所は、動画より先に設定画で決めて、毎クリップ参照として渡す

同じ人物が何話も出てくるドラマでは、クリップごとに顔が変わると別人に見えてしまいます。『派遣監査人』では、動画を作る前に人物と場所の絵(設定画)を画像で作り、動画を作るたびに参照として渡しました。Season 1で作った設定画は、人物4人・場所3つ・小道具1つの計8枚です。モデルはHiggsfieldのNano Banana Proを指定しました(2Kで1枚2クレジット)。

人物は3面のシートにして、見分けの目印を1つ入れる

人物は、横長(21:9)の1枚に、正面の全身・背面の全身・顔の寄りの3つを並べました。背景は中間のグレーで、光は影の少ないやわらかいものにしています。右の顔の寄りは正方形に切り出して、顔だけの参照としても渡しました。

主人公・佐倉の設定画。正面の全身・背面の全身・顔の寄りを1枚に並べ、小さな真珠のピアスを目印にした
主人公・佐倉の設定画。正面の全身・背面の全身・顔の寄りを1枚に並べ、小さな真珠のピアスを目印にした

1人ごとに見分けの目印を1つだけ決めて、3面すべてに入れています。佐倉は小さな真珠のピアス、課長の黒岩は左手首の金の腕時計、部下の高梨は首から下げた社員証を指でいじる癖、常務の楠は「アクセサリーを一切付けない」ことが目印です。目印を1つに絞っておくと、検品のときに見る場所も1つで済みます。

場所は人のいない縦の絵にして、夜の場面も同じ絵を渡す

場所は本編と同じ縦(9:16)で、人を入れず、斜めの角度から光の向きが分かるように作りました。廊下・会議室・島型のオフィスの3つです。

場所の設定画。左から廊下・会議室・島型のオフィス。人を入れず、本編と同じ縦長で作った
場所の設定画。左から廊下・会議室・島型のオフィス。人を入れず、本編と同じ縦長で作った

第1話C4の夜のオフィスは、昼のオフィスの絵をそのまま渡し、プロンプトの光の欄に「天井の明かりは消えていて、光源はノートパソコンの画面1つ」と書いて夜にしました。夜用の絵は作っていません。参照の説明には「昼の光は引き継がない」と書き添えています。

渡す順番は、場所→人物→小道具で固定した

参照画像は、毎クリップ「場所→人物→小道具」の順で渡し、プロンプトの中では @image1、@image2…と渡した順の番号で呼びました。順番を固定しておくと、どの番号が誰なのかを毎回確かめずに済みます。参照画像1枚ごとに、借りるもの(顔と服)と借りないもの(設定画の灰色の背景と3面の並び)も書き添えました。頼んでいない物の写り込みを止める文言の組み方は、39カットを同じ絵柄で並べたプロンプトの書き方で4点に絞って紹介しています。

動画はSeedance 2.5で1クリップずつ作る。プロンプトは15の欄に分けて書く

動画は、HiggsfieldのSeedance 2.5で作りました。設定は、参照画像から作るモード・縦9:16・720p・音声オン・長さ12秒か15秒です。台詞も足音も、同じ生成の中で出しています。Higgsfieldの公式サイトは紹介リンクからも開けます。

15の欄のうち、最後の欄に全コマで揃えたいものを並べる

プロンプトは1クリップに1本で、15の欄に分けて書きました。書いたのはClaude Codeです。欄の名前と、各欄に書いたことは次のとおりです。

欄 書いたこと
SCENE CONTEXT 誰がどこで何をする場面か
ACTIVE REFERENCES 参照画像1枚ずつの説明と、借りるもの・借りないもの
LOCATION MAP 部屋のどこに何があり、カメラがどこに立つか
FIRST FRAME / BLOCKING 最初のコマの人物の位置と構図
FORMAT MODE 何秒でカットを切り替えるか
OPTICS カットごとのレンズの画角とピント
CAMERA カメラの動き
ACTION 人と物の動き
PERFORMANCE 表情と芝居
PHYSICS 物の重さ、ドアが閉まるまでの秒数
LIGHTING 光の向きと色
AUDIO 効果音と、台本どおりの台詞
STYLE 映像の質感
OUTPUT SETTINGS 縦横比と長さ
POSITIVE LOCKS 全コマで揃えるもの

最後のPOSITIVE LOCKSには、全コマで変わってほしくないものを言い切りの形で並べます。第1話C1では「映るのは佐倉と黒岩の2人だけ」「佐倉は全コマでローポニーと真珠のピアスと無地の社員証」「黒岩の金の時計は左手首」「看板・カード・ガラスは無地のまま」などです。設定画の目印と、台本の人数を、そのまま書き写す欄として使いました。

720pの12秒で84クレジット。1話66秒なら462クレジット

HiggsfieldのSeedance 2.5は、720pで1秒7クレジットでした。12秒のクリップ1本で84、15秒なら105クレジットです。第1話の66秒を1回ずつ作ると462クレジット、3話では1,386クレジットになります。Season 1で実際に減ったのは約2,150クレジットで、計算との差には設定画と作り直しなどの分が入っています。作り直しまで入れた1本あたりの値段は、Seedance 2.5の料金を1秒あたりで比べた記事で計算しています。いまは、テストとカメラの確認を480p(1秒3クレジット)で済ませてから、720pで本番を作っています。

通ったクリップには手を付けず、崩れた1本だけ作り直す

5本のうち1本の台詞が崩れても、通った残りの4本は作り直さずにそのまま使い、崩れた1本だけを作り直しました。作り直しは1本につき3回までと決めていました。

検品は、台詞を文字にして台本と照合する。Season 1では15本中3本を作り直した

台本を知っている耳は崩れた音を聞き流すので、Whisperで文字にする

できたクリップは音声だけを抜き出し、手元のMacで動くWhisper(OpenAIが公開している文字起こしのモデル)のsmallで文字にして、台本と一字一句照合しました。台本を知っている人が耳で確かめると、崩れた音でも頭の中で台本の言葉に置き換えて聞いてしまいます。Season 1では、15本のうち3本が台詞の音の崩れで作り直しになりました。3本とも、「コピー三十部」が「30分」に聞こえたような、短い名詞が前後の音とくっつく崩れ方です。崩れ方の型と、クリップを作り直さずに声と口元だけを直す方法は、日本語の台詞をWhisperで見分けた記事が参考になるはずです。

目で見るのは、目印・人数・文字の3つ

映像は、1本ずつ次の3つを見ました。

  • 目印が残っているか(佐倉の真珠のピアスとローポニー、黒岩の時計が左手首か、ネクタイの色)
  • 映っている人数が台本と同じか(背景に知らない社員が増えていないか)
  • 封筒・社員証・画面に文字が焼き込まれていないか

最初の1本は、設定画の顔と横に並べて見比べました。並べて見ても、見落としは出ます。第1話で作り直したクリップでは、ノートパソコンの天板にWindowsのロゴが描かれていました。実害は小さいと判断して、そのまま出しています。1本ずつの確認と、通しで見る確認が別の仕事だという話は、1枚ずつは合格していたのに通しで見たら壊れていた記事で4つの実例とともに振り返りました。

仕上げは字幕・音・カバーの3つ。音を出さずに見る人にも筋が追える形で出す

Season 1は編集ソフトを使わず、スクリプトで5本をつないで字幕を焼いた

Season 1は、編集ソフトを開いていません。Claude Codeに書かせたスクリプトで5本のクリップをつなぎ、全部の台詞に字幕を焼き込みました。字幕の文字は台本から取り、表示する時刻だけをWhisperが返す単語ごとの時刻から取っています。文字起こしの誤変換が字幕に混ざらない組み方で、台本の文字とWhisperの時刻でSRT字幕を組んだ手順と同じ考え方です。

第1話の冒頭。上に状況を言い切る1行のテロップ、下に台詞の字幕を重ねた(『派遣監査人』第1話より)
第1話の冒頭。上に状況を言い切る1行のテロップ、下に台詞の字幕を重ねた(『派遣監査人』第1話より)

全台詞に字幕があれば、音を出さずに流し見する人にも筋は追えます。Season 1は劇伴(BGM)を焼き込まず、TikTokでは投稿のときにアプリの音源を付ける形にしました。

Season 2第1話は、Premiere Proで音と終わり方を私が直した

Season 2第1話(1分41秒)は、Premiere Proで仕上げました。AIが組んだ編集に私が手を入れて、劇伴を全部外し、効果音をクレジット表記の要らない効果音ラボの音に差し替え、「第2話へ」の表示を少し前に出しています。

カバーは本編の1コマに話数を重ね、AIの表示を付けて出す

カバー画像は新しく生成せず、本編の1コマに「第1話『三日徹夜』」と作品名を重ねて作りました。本編から1コマ選んで文字を後から乗せるやり方は、YouTubeのサムネイルを追加0クレジットで作った記事で、候補の選び方から追えます。投稿は、InstagramではAIのラベルを付け、YouTubeの横長版では「改変・合成コンテンツ」を申告しています。仕上がった各話は、『派遣監査人』の作品ページから観られます。

同じ作り方でも、台本が伝わらなければ公開できない。次の3話は完成させたのに出さなかった

Season 1の3話はInstagramで約746万回再生。見ていたのは7割以上が45歳以上

Instagramでは、Season 1の3話の合計が約746万回再生になりました。2026年9月23日の夕方に私のアカウントの画面で見たInstagramだけの数字で、TikTokとYouTubeは含めていません。各話の視聴者のうち45歳以上は、第1話で約72.5%、第2話で約70%、第3話で約78.9%でした(第3話は公開から約2時間20分の時点)。フォロワー以外の人が95.9〜99.6%を占めていて、見ていたのは主に、私のアカウントをフォローしていない45歳以上の人たちです。

見られた理由を、生成の出来だけに求めることはできません。同じ工程で作った次の3話は、完成したのに公開しなかったからです。

次の3話は約1,860クレジットで完成させたが、台本が伝わらなかった

Season 1のあと、2026年9月21日に、別の職場を舞台にした次の3話を同じ工程で作りました。直しの6本を含めて約1,860クレジットです。完成版を見た私の感想は「台本謎すぎるかもww」「いらっしゃいませ元気よくいうのは当たり前かなー」「室内のオブジェクトとかがちょっとわからない」の3つでした。

悪事の中身は「打刻したあとにレジを締めさせるサービス残業」で、仕組みの説明が要る悪事を、小道具と省略の多い台詞だけで見せていました。何が起きていて誰が悪いのかが伝わらないと、最後の反撃もすっきりしません。佐倉の平らな「いらっしゃいませ」に店長が「もっと感情!」と注文をつける場面は、笑わせるつもりが、店長の言うことが当たり前に聞こえました。店の奥のタイムレコーダーも、一目では何か分からない物になっていました。3話とも、公開していません。

Season 2第1話は台詞433字。いまは1話300字以内にしている

台本の分かりにくさは、台詞の字数にも出ます。Season 1第1話の台詞は、字幕に出した9行を句読点込みで数えて158字でした。Season 2第1話(1分41秒)は433字で、「エスカレーション票」「再入電」のような業務の言葉が22語入っていました。Season 2第1話についての私の感想は「結構難しかった」です。第2話からは、台詞は1話300字以内、業務の言葉は台詞に入れないと決めて書き直しました。業務の正確さは人物や職場の設定資料に残し、画面の台詞は「お客様の勘違い」「説明不足」のような日常の言葉で言います。

生成の前に、悪役のしていることを一言で言えるかを確かめる

いまは、Higgsfieldで動画を作る前に、台本を次の4つの問いに通しています。どれかに一言で答えられなければ、生成に進まずに台本へ戻ります。

  1. 悪役はなぜそうするのか(何を守ろうとしているか)
  2. 被害を受ける人は、認めたら、または断ったら何を失うか
  3. 過去の出来事は、どれだけの損害だったか
  4. 「報告するだけでいいのに」のような、見る人が思いそうな疑問に一言で答えられるか

直す順番も決めました。悪役が主人公にすることの選び直し、台本、小道具と場所の順に、Higgsfieldを使わない部分から詰めて、最後に生成します。一度に500クレジット以上使うときは、何本・合計何クレジット・いまの残高を先に確かめる決まりも、次の3話を作ったときにできたものです。経緯はHiggsfield MCPの記事の見積もりの章にあります。

よくある質問

Q. ショートドラマの制作期間はどれくらいですか?
A. 『派遣監査人』Season 1の3話(各63〜69秒)は、企画から完成まで2026年9月19日の1日でした。設定画ができてから3話を書き出すまでは、ファイルの時刻で約1時間です。台本とプロンプトを書く作業をClaude Codeに任せ、HiggsfieldのSeedance 2.5で作った場合の日数です。

Q. AI動画を作るならどれがいいですか?
A. 私はSeedanceをHiggsfieldでだけ使っています。DreaminaとCapCutにもお金を払って少し触りましたが、道具がいくつにも分かれるのがつらくなり、Higgsfield 1つにまとめました。日本語の台詞はSeedance 2.0では崩れたので、2.5を使っています。HiggsfieldでSeedance 2.5を使えるのはPlus以上のプランです(2026年9月30日時点の料金ページ)。登録から最初の1本までは、Higgsfieldの使い方の記事で画面つきで確かめられます。

Q. AI動画は無料で作成できますか?
A. Higgsfieldは無料でアカウントを作れますが、2026年9月30日の料金ページでは、無料の状態でもらえるクレジットは0で、主な動画のモデルは使えず、作ったものには透かしが入ります。『派遣監査人』は有料のプラン(いまはUltra)で作っています。無料の範囲を項目ごとに見たいときは、Higgsfieldは無料で使えるかを確かめた記事をどうぞ。

Q. AIによる作成は違法ですか?
A. 作るものと使い方で変わるので、一概には言えません。私がしているのは、AIで作ったことを投稿で示すこと(仕上げの章に書いたAIのラベルと申告)と、画面に出す社名が実在の会社と重ならないかを確かめることの2つです。『派遣監査人』では、最初に決めた架空の社名が実在の会社と同じ名前だと後から分かり、使うのをやめました。いまは新しい社名や店の名前を画面に出す前に、同じ名前が無いかを検索と法人の情報で確かめています。

まとめ

AIショートドラマの作り方は、企画・脚本・設定画・生成・検品・仕上げの6工程です。クレジットがまとまって減るのは生成と作り直しで、脚本と設定画は文字と静止画で決まります。『派遣監査人』Season 1は、1話を12〜15秒のクリップ5本に分け、人物と場所の設定画を毎クリップ渡して、Seedance 2.5の720pで作りました。3話で約2,150クレジット、企画から完成まで1日です。手順と数字は、HiggsfieldのSeedance 2.5で『派遣監査人』を作った範囲のもので、再生数はInstagramの2026年9月23日時点の数字です。

同じ工程で作った次の3話は、約1,860クレジットをかけて完成させ、台本が伝わらずに公開をやめました。字数で比べると、Season 1第1話の台詞は158字、Season 2第1話は433字でした。いまの台本は、1話300字以内に収めてから生成に回しています。

更新履歴

2026年10月3日:初版を公開しました。工程と数字は、2026年9月19日〜29日の『派遣監査人』の制作の記録とファイルの時刻から書いています。AIショートドラマ全般ではなく、HiggsfieldのSeedance 2.5で作った範囲の話です。再生数はInstagramの数字で、2026年9月23日の夕方に私のアカウントの画面で見たものです。

ryu
Writer / 運営者 ryu

Suggesco Studio の運営者。AIでドラマと音楽を作っています。AIの道具と使い方はAIコラムに、制作の裏側は note に書いています。

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