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ChatGPTの使い方のコツは「新人への頼み方」。非エンジニアが毎日使って分かった基本の3つ

ChatGPTの使い方のコツは、特別なプロンプト術ではなく、人に仕事を頼むときと同じ段取りでした…

ChatGPTの使い方のコツを調べると、「魔法のプロンプト集」や難しいテクニックの話がたくさん出てきます。ただ、エンジニアでもない私が毎日使ってみて分かったのは、大事なのは特別な呪文ではなく、もっと当たり前のことでした。人に仕事をお願いするときと同じで、前提を先に渡し、役割を決め、例を見せる。たったこれだけで返ってくる答えの精度がぐっと上がります。今日は、普通の人が明日から使えるChatGPTの使い方のコツを、私の実感ベースでまとめます。

目次

プロンプト術の前に、相手を「新しく来た人」だと思う

いちばん最初にお伝えしたいのは、ChatGPTを検索エンジンの延長だと思っているうちは、なかなかうまくいかないということです。キーワードを放り込んで答えを待つ道具ではなく、今日入ったばかりの、優秀だけど自分のことは何も知らない新人だと思うと、途端に扱いやすくなります。

新人に「例のあれ、いい感じにやっといて」とだけ言っても、いいものは出てきません。逆に、背景や目的、完成イメージをきちんと伝えれば、驚くほど的確に動いてくれます。ChatGPTもまったく同じで、賢くないのではなく、こちらの頭の中がまだ渡っていないだけのことが多いのです。難しいプロンプト術を覚えるより、この一点を意識するほうが先だと思います。

非エンジニアのためのChatGPTの使い方、3つのコツ

私が実際にやっていて助かっているのは、次の3つです。どれも技術的な知識はいりません。順番に見ていきます。

1|前提を、先にまとめて渡す

質問だけをぽんと投げるのではなく、その前に状況を渡します。たとえば「私は個人でお店をやっていて、料理は得意だけど文章は苦手。お客さんは30〜40代の女性が中心」といった具合です。前提が渡っていると、返ってくる文章のトーンや例えが、自分の現場にぐっと近づきます。

コツは、頭の中で当たり前になっていることこそ言葉にすることです。自分にとっての常識は、初対面の相手には伝わっていません。ひとことの前提を足すだけで、返ってくる答えの外れ方が半分くらいに減るのを何度も体感しました。

2|役割を、はっきり与える

「あなたは経験10年の編集者です」「私専属の栄養士として答えてください」というように、最初に役割を指定します。役割を決めると、答えの目線と言葉づかいがそろってくるのが分かります。同じ質問でも、友だちに聞くのと専門家に聞くのとで返事が変わるのと同じ理屈です。

あわせて「誰に向けた文章か」も伝えると、さらに精度が上がります。「はじめてスマホを買ったお年寄りに説明するように」と足せば、専門用語がすっと消えて、やさしい言葉に変わります。役割と読み手、この2つを渡すだけで、そのまま使える文章にかなり近づきます。

3|言葉で説明しきれないときは、例を見せる

いちばん手応えがあったのが、例を見せるやり方です。自分の好きな文章や、過去に書いた文章を2〜3個貼り付けて、「この雰囲気に近づけて書いて」とお願いします。トーンや空気感は、言葉で説明するより現物を見せたほうが早い。私は苦手な自己紹介文を、過去に書いた投稿を2つ貼るだけで、自分らしい言い回しのまま仕上げてもらえました。

覚えておきたい

「前提」「役割」「例」の3つは、そのまま人に仕事をお願いするときの段取りと同じです。特別なテクニックではなく、伝え方をていねいにするだけ。だからこそ、非エンジニアでもすぐ真似できます。

一度で完璧を狙わない。壁打ちで育てる

もう一つ、肩の力が抜けたコツがあります。最初の答えで完璧を求めない、ということです。ChatGPTのいいところは、何度でも遠慮なく言い直せる点にあります。一発で正解を当てにいくより、対話しながら少しずつ寄せていくほうが、結果的にずっと早いのです。

返ってきた文章に対して「もう少しやわらかく」「3つ目の例だけ変えて」「専門用語を1つ減らして」と、注文を重ねていきます。人相手だと気をつかって言いにくい直しも、相手はまったく気にしません。壁打ちの相手として使うと、自分の考えも整理されていきます。最初の返事は、あくまで会話のスタート地点だと思っておくと気が楽です。

相手を育てながら使う感覚は、使い込むほど差が出ます。自分の好みや前提を少しずつ覚えてもらう考え方については、AIに自分を覚えさせて相棒に育てる話にまとめました。興味があれば、あわせてどうぞ。

明日から使える、具体的な聞き方の例

抽象的な話だけだとイメージしにくいので、私がよく使う形をいくつか紹介します。中身だけ入れ替えて、真似して使ってみてください。

まず、文章を書いてもらうとき。「あなたはプロの編集者です。私は個人でカフェを営んでいます。常連さん向けのお知らせメールを書きたいです。読み手は30〜40代の女性で、やわらかく親しみのある雰囲気で。300字くらいでお願いします」。役割・前提・読み手・分量が、ぜんぶ入っています。

次に、何かを調べたり相談したいとき。「答える前に、私に足りない情報があれば、先に質問してください」と一文足すのがおすすめです。いきなり答えを出させず、逆に質問を返してもらうと、こちらが見落としていた前提に気づけます。分からないことを分からないと言ってもらえるのは、地味ですがとても助かります。

アイデア出しなら「10個出して、それぞれ一行で理由を添えて」のように、数と形を指定します。数を決めると、当たり障りのない優等生な答えで止まらず、幅のある案が出てきます。仕事の効率化にどう組み込むかは、AIで業務を効率化する個人のはじめ方でも触れています。よければのぞいてみてください。

ChatGPTの使い方についてよくある質問

Q. 無料版と有料版、どちらから始めればいいですか?
まずは無料版で十分だと思います。前提や役割を渡す使い方に慣れて、「毎日使うな」と感じてから有料版を検討しても遅くありません。使い方のコツは、無料版でも有料版でもまったく同じです。

Q. うまく答えてくれないときは、どうすればいいですか?
多くの場合、前提が足りていません。「私の状況はこうで、こういう相手に、こういう目的で」と背景を足してみてください。それでも外れるときは、理想に近い例を1つ見せると、ぐっと寄ってきます。

Q. 個人情報や仕事の秘密を入力しても大丈夫ですか?
本名や住所、お客さまの個人情報、社外に出せない情報は入れないほうが安心です。設定で学習に使わせない選択もできますが、そもそも渡さないのがいちばん確実でしょう。名前を伏せたり、数字をぼかしたりして使うのがおすすめです。

Q. 答えの内容は、そのまま信じていいですか?
もっともらしく間違えることがあります。特に数字や固有名詞、法律やお金がからむ話は、必ず自分で裏を取ってください。文章のたたき台づくりは得意なので、事実確認は人がやる、と役割を分けると安心です。

まとめ——コツは、ていねいに伝えること

ChatGPTの使い方のコツというと、特別なプロンプト術を想像しがちですが、私の実感はもっとシンプルでした。前提を先に渡し、役割を決め、例を見せる。そして一度で完璧を狙わず、壁打ちしながら育てていく。どれも、人に仕事をお願いするときと同じ心がけです。魔法の呪文を探すより、伝え方をていねいにするほうが、ずっと近道でしょう。まずは今日、次に何かを聞くとき、質問の前に「私の状況」を一行だけ足すところから試してみてください。

Ryuichi
Writer / 運営者 Ryuichi

金沢を拠点に、AI活用とこれからの暮らし方を実際に試して記録しています。

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