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ChatGPTの面白い使い方は地味だった。仕事が毎日ちょっと楽になる活用例と頼み方

ChatGPTを仕事で活用しようとすると派手な自動化に目が向きがちですが、本当に助かるのは議事録…

ChatGPTを仕事で活用したいと調べると、自律エージェントだの業務フルオート化だの、大がかりな話ばかり出てきます。私も最初はそういう派手な使い方を探していました。でも半年ほど毎日使ってみて分かったのは、本当に助かるのは地味な作業のほうだ、ということです。議事録の要約、メールの下書き、資料の骨子づくり、ちょっとした調べ物。今回は、ChatGPTの面白い使い方というより、仕事が毎日ちょっとだけ楽になる実務寄りの活用例を、私が実際に使っている頼み方ごと紹介します。

目次

派手な自動化より、毎日の小さな面倒を渡すほうが助かった

ChatGPTを仕事で活用しようとすると、つい「何かすごいことをさせたい」と考えてしまいます。私も一度そこにハマりました。でも、月末にしか出番のない大技より、毎日発生する小さな面倒を渡したほうが、体感の楽さはずっと大きかったです。回数の多い作業を数分ずつ削るほうが、一日の疲れ方が変わります。だから最初に探すべきは、面白い機能ではなく「毎日やっていて、地味に時間を食っている作業」のほうだと思っています。

私の場合、それが議事録の整理と、メールやチャットの下書きと、資料の骨子づくりと、調べ物でした。どれも派手さはありません。でも、合計すると一日のけっこうな時間を占めていました。順番に見ていきます。

ChatGPTを仕事で使う、地味だけど毎日助かる4つ

1|会議の議事録を要約する

会議のあと、録音や自分のメモを丸ごと貼り付けて「決まったこと・保留になったこと・誰が何をやるか、の3つに分けてまとめて」と頼みます。ダラダラした発言の羅列が、5分もかからず読める形になります。コツは、最初に「箇条書きで、余計な前置きは書かないで」と伝えておくことです。放っておくと丁寧な前置きを足してくるので、先に釘を刺しておくと読みやすさが変わります。私はここに一番時間を取られていたので、削れたときはかなり助かりました。

2|メールとチャットの下書きを8割まで作る

ゼロから文章を書くのが、地味に脳の体力を使います。だから「こういう相手に、こういう趣旨で、少し丁寧めのトーンで」と条件を渡して、下書きを作ってもらいます。完成品を求めないのがコツで、8割の叩き台をもらって、最後の言い回しだけ自分で直す。白紙から書くより、直すほうがずっと速い。断りのメールや、言いにくいお願いのときほど、たたき台があると気持ちがだいぶ楽になります。

3|資料や記事の骨子を先に出す

提案資料やブログを作るとき、いきなり中身から書くと途中で迷子になります。先に「このテーマで、読む人はこういう人。見出しの構成案を5つくらい出して」と頼んで、骨組みだけ作ってもらいます。出てきた案そのままでは使いませんが、たたき台があると「この順番のほうがいいな」と自分の考えが動き出します。真っ白な画面と向き合う時間が消えるだけで、着手のハードルがぐっと下がりました。

4|調べ物の当たりをつける

知らない分野をゼロから調べるとき、いきなり検索するより先に「この分野をざっくり理解したい。まず押さえるべき用語と論点を、初心者向けに教えて」と聞きます。全体像の地図をもらってから細部を検索すると、遠回りが減ります。たとえば新しい制度や業界の仕組みを調べるとき、専門記事をいきなり読むと言葉が分からず止まりますが、先に用語の見取り図をもらっておくと、同じ記事がすっと頭に入ります。ただし、ChatGPTは平気で間違えるので、数字や固有名詞、最新の情報は必ず自分で裏を取ります。あくまで「調べ物の入り口」として使う、という線引きは崩さないほうが安全です。

面白い使い方を探す前に、頼み方を整えるほうが早い

同じChatGPTでも、頼み方しだいで返ってくるものの質はまるで違います。私が意識しているのは、たった3つです。まず、相手と目的とトーンを具体的に伝えること。「メールを書いて」ではなく「取引先に、納期の遅れを詫びる、丁寧すぎない一通を」と伝えると、精度が上がります。

次に、出力の形を先に指定すること。「箇条書きで」「3案出して」「300字以内で」と枠を決めると、こちらが直す手間が減ります。最後に、一度で完璧を狙わないこと。「もう少しやわらかく」「2案目の方向で、もう少し短く」と会話で寄せていくほうが、結局は速いです。いい答えは、いい頼み方から返ってきます。凝った使い方を探すより、まずこの3つを整えるほうが、毎日はずっと楽になると思います。

最初に渡す一文の例

「あなたは私のアシスタントです。これから貼る会議メモを、決定事項・保留事項・担当と期限、の3つに分けて箇条書きにしてください。前置きや感想は不要です。」——こう先に渡しておくと、毎回説明せずに済んで楽になります。

どこまで任せて、どこを自分で握るか

便利だからと何でも投げたくなりますが、任せないほうがいい仕事もあります。最終的な判断や、相手の感情や関係性を汲む場面は、人がやったほうがいい。ChatGPTに「この案件、進めるべき?」と聞いても、たいてい当たり障りのない答えしか返ってきません。手を動かす作業を渡すからこそ、人がやる価値のある仕事に時間を回せる、という順番だと考えています。

もし「そもそも自分の仕事のどこから任せればいいか分からない」という段階なら、棚卸しから始める手順をAIで業務を効率化する個人のはじめ方にまとめました。よければ先に読んでみてください。さらに一歩進んで、用途ごとに役割を分けて任せる考え方は個人がAIでチームを組む分業の話にあります。もっと楽をしたくなったら、合わせてどうぞ。

よくある質問

Q. ChatGPTは無料版でも仕事に使えますか?
A. 議事録の要約やメールの下書きくらいなら、無料版でも十分に役立ちます。長い資料をまとめて扱ったり、精度をもう一段上げたい場合は有料版が快適ですが、まずは無料でいくつか試して、物足りなくなってから検討する順番でいいと思います。

Q. 会社の情報を入力しても大丈夫ですか?
A. 社外秘や個人情報は、原則そのまま入れないほうが安全です。固有名詞を伏せる、数字をぼかす、といった加工をしてから渡すクセをつけておくと安心でしょう。会社にルールがあるなら、まずそちらを確認してください。

Q. 間違った答えが返ってくるのが不安です。
A. ChatGPTは自信たっぷりに間違えることがあります。だからこそ、数字・固有名詞・最新情報は自分で裏を取る前提で使うのが基本です。文章の叩き台づくりや要約のように「間違えても自分で気づける作業」から始めると、不安は小さくなります。

Q. うまい答えが返ってきません。何が悪いのでしょう?
A. たいていは頼み方が漠然としているせいです。相手・目的・トーンを具体的に伝え、出力の形(箇条書き、字数、案の数)を指定してみてください。それでもズレたら、一度で決めずに「もう少し短く」と会話で寄せていくと、だんだん狙いに近づきます。

ChatGPTの面白い使い方を探して迷子になっていた頃より、地味な作業を淡々と渡すようになってからのほうが、仕事はずっと楽になりました。派手な一発を狙うより、毎日発生する数分をコツコツ削るほうが、月末に振り返ると差が大きい。しかも一つ慣れると「あの作業も渡せるな」と、次の使いどころが自然と見えてきます。もし今日一つだけ試すなら、次の会議のメモを丸ごと貼って「決定事項・保留・担当と期限の3つに分けてまとめて」と頼んでみてください。思ったより簡単に片づいて、少し気が抜けるかもしれません。

Ryuichi
Writer / 運営者 Ryuichi

金沢を拠点に、AI活用とこれからの暮らし方を実際に試して記録しています。

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