読んでも忘れる、を終わらせる読書法。付箋2種で本を「行動メモ」に変える
本を読んでも数日で忘れて活かせない——を終わらせる読書法。透明の見出し付箋とふせん2種で、本の中…

本を読んで「いいこと書いてあったな」で終わってしまうこと、ありませんか。僕はしょっちゅうでした。読んだ直後はやる気があるのに、数日たつと中身を忘れていて、結局なにも変わらない。読書の目的はインプットではなく、実践して暮らしや仕事を変えることのはずなのに、です。最近やり方を変えたら、読んだぶんだけ行動が変わるようになりました。付箋2種で本を「行動メモ」に変える読書法を、そのままま真似できる形でまとめます。
結論——付箋2種で、本が「次の行動」に変わる
先に、やっていることだけ書きます。難しい道具は要りません。
① 読み返したい場所に貼る「透明の見出し付箋」(細いタイプ)/② 読みながら浮かんだ"やってみたいこと"を書く「ふつうのふせん(3M・1行書ける小さめ)」/③ できれば蛍光ペン1本(なくてもOK)
コツはひとつだけ。本の中に「次の行動」を残すことです。これだけで、読むだけの本が、実行する本に変わります。
そもそも、なぜ「読んだだけ」で終わるのか
理由はたぶん単純で、3つがセットになっているからだと思っています。人は忘れる。どこが大事だったか後から探せない。そして、次に何をすればいいかが決まっていない。だから読み終えた時点では、心が動いていても行動には落ちていない。
裏を返すと、対策も3つでよくなります。あとで思い出せる(見出し)、すぐ探せる(マーキング)、そして動ける(行動メモ)。3つとも、付箋と蛍光ペンだけで用意できます。
やり方——読みながら「入口」と「行動」を残す
1|読み返したい場所に、透明の見出し付箋を貼る
読みながら「ここは後で読み返したい」「ここは実践できそう」と思ったら、その場でペタッと貼ります。透明の見出し付箋のいいところは、本を閉じていても入口が見えること。もう一度開くときに、迷子になりません。貼りすぎると意味が薄れるので、心が動いた場所だけに絞ります。
2|浮かんだ「やってみたいこと」を、ふせんに1行で書く
本題はここからです。読んでいる最中に「これ、やってみたい」「この考え方、自分に足りてない」「仕事のあの場面で使えそう」と、頭の中で声がしますよね。それを、ふせんにその場で書きます。きれいな文章にしなくていいので、1行で十分です。
・明日から朝に瞑想5分やる/・週1で振り返りの日記をつける/・このフレーズを次の会議で言ってみる/・「断れない原因は境界線」の話を、あの人に共有する
ふせんに次の行動が残るので、読書がそのまま実行プランになります。読み終えたとき、本の側面にふせんがぴらぴら生えていたら、それが自分の「やることリスト」です。
3|できれば蛍光ペンも引く(思い出す速度が上がる)
見出し付箋で「振り返りたいページ」には飛べます。ただ、そのページを開いても、どこが要点だったか一瞬で思い出せないことがある。そこで蛍光ペンです。見出し付箋でページに飛び、蛍光ペンで要点が一目でわかる。組み合わせると、読み返しがぐっと速くなります。本に線を引くのが苦手なら、付箋だけでも大丈夫です。
とくに「習慣の本」で、この読み方が生きる
最近の僕は、暮らしや習慣についての本をよく読んでいます。こうした本は、読んで終わりではなく、生活に落とし込んで初めて意味がある。でも読みっぱなしだと、高い確率で忘れます。だから習慣の本ほど、僕はふせんを増やします。やってみたいことを書き、そこから浮かんだアイデアも書き、人に伝えたいならその人の名前まで書く。ふせんが増えるほど、そのまま「実践候補リスト」ができあがっていきます。
実際、この読み方で読んだ本から、いくつもの習慣が暮らしに定着しました。僕の生活が好転しはじめた習慣は人生を変えた地味な5つの習慣にまとめているので、興味があればあわせてご覧ください。
この方法で起きた変化
やってみて大きかった変化は、3つでした。読み返しがとても速くなったこと。次に何を実践するかがはっきりしたこと。そして、実際に暮らしと仕事が少しずつ良い方向に動きはじめたこと。「読書しているのに変わらない」が、「読んだぶんだけ、ちょっと変わる」に変わりました。
過去に読んで良かった本を、この方法でもう一度読み直すのも楽しみになりました。同じ本でも、今の自分の悩みが違えば、刺さる場所が変わる。ふせんが増え、次の行動が増える。定期的に良書を読み返す大切さはエッセンシャル思考の話でも触れています。よければのぞいてみてください。
まずは最小構成で
最初から完璧にやらなくて大丈夫です。透明の見出し付箋を読み返したいページに貼る、ふせんに次の行動を1行書く。まず2つから始めれば十分です。読書が、ただのインプットから「暮らしの編集」に変わっていきます。もし「読んだのに変われない」という感覚があるなら、よかったら今日の1冊から試してみてください。


